貧しい村の青年・良成が、たまたま訪れた共産党軍の親切な援助に惚れこみ、参加することになります。しかし、共産党軍はすぐに長征となり、長い長い戦いとサバイバルの日々が始まることになるのでした。
他のレビューでも触れられている通り、共産党軍の良いところ(しかも、おそらく捏造)しか語られていないというのは非常に不自然ですし、地獄の日々に巻き込まれたことを良成は恨みもしません。まあヒロインである同行者の桃花にベタボレで、それが生きがいになってるからということもあるのですが……。多少、後半に至って、幹部同士の仲間割れなども出てくるのですが、基本的には紅軍の悪いところには目を向けられません。
逆に国民党軍は悪魔のように描かれます。
ただ、桃花と支えあい、時に離れ離れになりつつも、再会を喜んだりする良成の姿は美しく、戦時下の青春ものとしては、悪くないと思います。悲しい別れが待っているのですが……。
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長征(上) (講談社漫画文庫) 文庫 – 2004/12/10
横山 光輝
(著)
中国労農紅軍の極限状況下の戦略的大移動!毛沢東を中心とする紅軍十万人は、国民党 介石軍の猛攻を回避すべく、一万二千キロの長征を行い、最終的には大勝利を得た!20世紀の奇跡といわれた序章。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2004/12/10
- ISBN-104063608433
- ISBN-13978-4063608434
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2004/12/10)
- 発売日 : 2004/12/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 240ページ
- ISBN-10 : 4063608433
- ISBN-13 : 978-4063608434
- Amazon 売れ筋ランキング: - 381,913位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1934年(昭和9年)6月18日、兵庫県神戸市須磨区生まれ。銀行員、映画興行会社などを経て、55年「音無しの剣」でデビュー。56年「鉄人28号」 の連載を開始、大人気となる。2001年1月に完結した「殷周伝説」が遺作となった。91年「三国志」で漫画家協会賞優秀賞、04年「全作品」で文部科学 大臣賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『横山光輝「三国志」大研究』(ISBN-10:4267018502)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
時代背景を知らないで読み進めていくと、何のためにどこへ向かっているのか解らず、ただ大変だったんだとしか感じえなかった。
目的とストーリーがしっかりしていないため、もっと知識を持ってから
読まなければ時間の無駄である。
目的とストーリーがしっかりしていないため、もっと知識を持ってから
読まなければ時間の無駄である。
2008年5月14日に日本でレビュー済み
・毛沢東と人民解放軍エライ!
・毛沢東の敵はワルイ!ヒドイ!
という前提でこのお話は描かれていますのでご了承ください。
「毛沢東の敵」は国民党軍・地方の官吏・いわゆる少数派民族など
いずれも凶悪で野蛮でテンプレ通りの悪者です。ちなみに作中に出てくる凶暴な民族には、
チベット人も‥
横山光輝のファンなだけに、この中共のお先棒かつぎとしか言いようのない
この漫画は少々ショックでした。誰だよ岡本隆三って‥
特に見所のあるシーンがあるわけでもナシ、主なキャラは世情を把握してなさそうな
主人公と主人公をオルグした女の二人だけ。後半の急いで話をたたんだ様子はどうも
打ち切りだったのではないかと思われます。
勝手な推測ですが、横山先生はあまり乗り気ではなかったのかも知れません。
昭和45年の当時、三国志を連載しようとしていた横山先生(or編集部)が国交がなかった
中国に取材を申し入れて、条件としてこの漫画を書くことを要請されたのでは‥と邪推。
文庫化にあたって、写植を全部新しく打ち直したとのことですが、明らかに誤変換と
思われる誤植が気づいただけでも四〜五箇所ありました。
「中国国民党」と「中国共産党」を入れ間違ってるカ所もありましたし。
文庫化した編集者もやる気なかったみたいですが、こっちは単に手抜きでしょう。
・毛沢東の敵はワルイ!ヒドイ!
という前提でこのお話は描かれていますのでご了承ください。
「毛沢東の敵」は国民党軍・地方の官吏・いわゆる少数派民族など
いずれも凶悪で野蛮でテンプレ通りの悪者です。ちなみに作中に出てくる凶暴な民族には、
チベット人も‥
横山光輝のファンなだけに、この中共のお先棒かつぎとしか言いようのない
この漫画は少々ショックでした。誰だよ岡本隆三って‥
特に見所のあるシーンがあるわけでもナシ、主なキャラは世情を把握してなさそうな
主人公と主人公をオルグした女の二人だけ。後半の急いで話をたたんだ様子はどうも
打ち切りだったのではないかと思われます。
勝手な推測ですが、横山先生はあまり乗り気ではなかったのかも知れません。
昭和45年の当時、三国志を連載しようとしていた横山先生(or編集部)が国交がなかった
中国に取材を申し入れて、条件としてこの漫画を書くことを要請されたのでは‥と邪推。
文庫化にあたって、写植を全部新しく打ち直したとのことですが、明らかに誤変換と
思われる誤植が気づいただけでも四〜五箇所ありました。
「中国国民党」と「中国共産党」を入れ間違ってるカ所もありましたし。
文庫化した編集者もやる気なかったみたいですが、こっちは単に手抜きでしょう。